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どうしたら人々の夢を実現できるか? |
2005/09/16(金) |
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個人的には、万が一の保障の必要性ばかりを説く時代は終わったと思っています。
戦後20〜30年、女性が家庭を守り、たくさんの子供にかこまれ、男性が一手に家計を一手ににぎっていた時代には、それは必須なものだったでしょう。
しかし、今は子供が減り、女性は働き、核家族化にともなって面倒をみる親の世代もいない。
これからは、万が一のときよりも、生きていくほうがしんどい時代になるのではと思っています。
過去には明治維新や、第2次世界大戦など、時代の節目には大きなイベントがあった。
だからみんな時代がかわったことを明確に認識することができました。
しかし、いまは大きなイベントがないにもかかわらず劇的に変化が進んでいます。
戦後50年で金利で資産は10倍に、不動産ならば50倍になる時代でした。賃金は毎年上昇し、退職金も年金もでた。
ところが今金利で資産を倍にしようと思うと3600年かかる。
超低金利が史上かつてないほど続き、金融収入がまったく期待できない。
一方国が700兆円を超える借金を抱えている現状では、いずれは破綻するか、激しいインフレになって貨幣価値が暴落する可能性が強い。
就業形態も多様化し、契約社員や派遣社員がふえてリストラも行われるなかでは、将来の勤労収入も不安定。気がつかぬまに、時代は大きく変わっているのです。
にもかかわらず人々の意識は1990年のバブルのころと変わっていない。なんとかなるだろうと
おもって、あいもかわらず35年ローンで家を購入したりしているのが現状です。
昔の考え方のままでは将来家計がパンクする可能性がある。
健康で働けるうちはいいでしょう。しかし将来60代、70代になったときは?明日の生活がどうなるかわからずお金がない恐怖に震えて老後を過ごさなくてはならない人が増えることは明らかです。マクロがこのように大きく変わっているという事実を誰よりも認識し、その背景を踏まえて顧客が将来路頭に迷わないようにアドバイスしなくてはならない。従来の考え方のままでただ自分の商品を売っているようでは、単なる売り子。
あまりにも無責任です。
幸いにも業界の垣根が低くなり、FPや独立系代理店が自由な立場で複数の金融商品を扱えるようになった。今こそわれわれの活躍がもとめられている時代です。
ものを買いたい。子供をりっぱに育てたい、セカンドライフを有意義に過ごしたい。
さまざまな顧客の夢を実現するために、保険を扱うものとしてはミクロに家計をみてライフプランが万が一のケースを分析する「リスクマネジメント」だけでは不十分です。
マクロの視点で、その前提がどうなっているのか
時代を読むヒントを提供することが求められています。
その上で金融資産をどのように貯蓄し、投資すべきかという「お金の増やし方」のアドバイスもしていかなくてはいけない。
顧客の夢を達成するためには、「リスクマネジメント」と「お金の増やし方」を表裏一体で考えるべきで、そのためにも先は予言できないまでも
過去と現状の分析と普遍的なお金の本質や運用の
ルールを正確に理解し、伝えていくことが私たちの使命だとおもっています。 |
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