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経営者の方におすすめの本ビジョナリーカンパニー2 |
2005/09/26(月) |
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『Good to Great』日本語版は『ビジョナリー・カンパニー2』です。
これは、ビジネス書の中でも、最高ランクの本だと思います。
著者は、ジム・コリンズ。彼の本は、No Nonsense!すべてがデータに裏付けられた情報なので、説得力バツグン!この本の完成までに5年を費やしたということですから、すごいですよね。
本の内容の紹介は、あえてしません。経営・ビジネスに興味ある方は、必須の本とだけ言っておきます。ぜひ、本屋さんで手にとって見てください。すぐに買いたくなるはずです。もちろん、アマゾンに行って、概要や書評を確認して判断してもいいでしょう。
いや、そういうことなしに、スグにでも購入してください。買って後悔することがないと断言します。
この本を、評価しない人はまずいないでしょう。それくらい最高ランクの本です。
いわゆる世間で成功したといわれる人たちがいますね。わたしも何人か知っていますが、彼らをみていると2つのタイプがいます。
1つのタイプは、事業で大成功し経済的にものすごく豊かになっている人。でも、プライベートな時間、家庭、健康という点で、満たされていない人です。収入も多く、資産も億単位で持っていますが、それなのに毎晩遅くまで働いている。そして、健康の点で、いくつか問題を持っている(肝臓とかね・・・)。それから、家庭・・・。夫婦円満とはちょっといえない状態。
2つめのタイプは、同じように事業で成功していて、プライベートもうまくいっている人。健康的な生活を送り、家庭も円満。ライフバランスがとても上手にとれている人。
両方のタイプの人は、どちらもとても魅力的な人であり、能力も高い、そしてとてもポジティブ。
だからこそ、経済的に豊かになっているのですが、一方はライフバランスがとれているのに、一方はめちゃくちゃ。
どうしてなのだろう?
わたしは、いつもこのことに疑問をもっていました。
ジムコリンズは
「わたしがこれまで調査してきて、世の中で、経済的に成功しているけど、家庭や健康の面で、うまくやれていない事業家と仕事と家庭の両方ともうまくやっている事業家の割合は、50:50だということがわかりました。
どちらも優秀な経営者・事業家であるのに、どうして、こう違うのか、まだわたしにもその答えはわかりません。
ただ1つ明白なのは、仕事で成功していて、プライベートな面でうまくいっていない人は、ライフバランスをとろうという意識がほとんどない。つまり、仕事で成功することが、自分の人生のすべて、もしくはすべてとはいわないまでも、興味の大半を仕事が占めているということです。」
あ〜、なるほど!
確かにそのとおり!
わたしのまわりにも、既に経済的には、一生働かなくてもいいくらい稼いでいるのに、毎日ものすごく忙しく働いている人がいます。そのせいで健康を害している人もいれば、離婚した人もいます。仕事からまったく離れて、子供と1日みっちり遊んだという経験をしたことがないという人もいます。
彼らは、表向きは「家庭が大切だ。健康は大切だよ」と言っていますが、どうもそれは口先だけであり、心は完全に仕事に占領されている。仕事が大好き!仕事で結果を出すこと、それが社会貢献であり、自分の存在意義であると考えているようです。
この考え自体は、決して間違ったものだとは、言いません。そういう価値観をもって生きるのも、その人の自由意志であり、それがその人の人生の目的なのですから、それはそれでよいのです。
ポイントは、だから家庭や健康の点で、成果があらわれていない。つまり、そこへの意識がないから、それが起こっていないということです。
もしかすると、成功者の中には、「仕事で成功するには、ある程度家庭を犠牲にするものだ」という考えが、潜在意識のなかにあるのかもしれませんね。
わたしは、欲張りですから、仕事だけでなく、家庭も健康も、そして自分自身の興味という点でも、すべてで成果を上げたいし、それができると信じています。
それが、わたしの望む人生であり、そうであってこそ幸せだと思うからです。
ということで、話はちょっと脱線しましたが、ジム・コリンズの著書『ビジョナリー・カンパニー2』、ぜひ手にしてみてください。おススメですよ。 |
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