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クイズです。
最近の流行ですね（笑）
リンゴの木には何の実がなりますか？モモですか、それともイチゴでしょうか。
「何言っているの、リンゴの木にはリンゴがなるのに決まっているでしょう」
その通りですね。
実は「コミットメント」というのは、リンゴの木にリンゴがなり、
梨の木にはナシの実がなるようなものなのです。
もともと「コミットメント：Commitment」には、キリスト教における「聖なる地へ導く」
という神との「契約・約束」という意味があります。
英米人は「〜にコミット」した、と言ったら、それは紙に書いたものより重い約束と
取られるようなものなのです。
それだけに権力を持った上位者が自分より下位の人に「お前、コミットしたか」と
使いたい言葉なのです。
しかし、それは全く間違った使い方です。
「コミットメント」は人に対して何かをさせるために使う言葉ではなく、自分自身の
ビジョンに対して「コミットメント」を持つものなのです。
「コミットメント」は「何かをすること」というよりもっと深いものです。
私たちの存在そのもの、「コミットメント」は私たちの「在り方」と言っても良いでしょう。
例えばコスプレが好きであなたが白衣を着て聴診器をぶら下げたとしても
ドクターになったわけでもありませんし、患者の痛みを医療を通じて癒すことに
貢献しているわけではありません。
しかし医師の免許を持ち毎日患者を診察していても、お金儲けこそが目的なら、
ノルマに追われるセールスマンと変わりなく、患者の痛みを癒す人生に「コミット」
しているわけではありません。
毎日、仕事をただ受動的に行って月曜より火曜、火曜より水曜、と週末のオフが
楽しみで日曜の夜は最悪という在り方もあるでしょう。
また、毎日の仕事に意味を見出し活き活きと笑顔を振りまき、
周囲の人を和ませてくれる人たちもいます。
東京ディズニーランドで掃除をするスィーパーの方たちの仕事ぶりはどうでしょうか。
あたかも自分自身がミッキーやミニー、ドナルドになったように表れています。
来てくださるお客様に楽しんで頂く、喜んでほしいという、この「表れかた」が
コミットメントなのです。
どんな職種の仕事をしているか、ではありません。どのような「在り方」「表れかた」
をしているかなのです。
あなたがコミットメントを持って、その生き方、表れ方をするとあなたの周囲にも、
それは伝わり肯定的な影響を与えます。
仮にあなたがダイエットに成功し、スリムになって今までと見違えるようなキビキビ
とした動きや、活発な行動が始まったとしたら、周囲の人たちも多いに刺激を
受けたり「私もやってみよう」と励みになるでしょう。
この自分の「在り方」が不可能と思えたことを可能にし、毎日の生活の中に
情熱と快活さをもたらすのです。
毎日を、どのような「コミットメント」として「表れ」ているかが、私たちに勇気や希望、意味をもたらし力づけてくれます。
まずは「こうありたい、こんなことを成し遂げたい」とじっくり味わってみましょう。
そのビジョンからコミットメントを生きる、というトライを始めてみましょう。
人生はラグビーと同じでトライがなければゴールはありませんね。
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