 |
| |
|
 |
すみません。
今日は少し堅苦しい話かもしれません。
本日は、まじめモードでいきたいとおもいます。
あなたが近い将来に家を建てようと思ってください。
この場合、「家を建てる」というのはビジョンでしょうか、それとも目標でしょうか。
正解は「目標」です。あなたの答えはどうでしたか。
真新しい家のそれほどは広くないけれど、芝生の庭であなたの子供が子犬と
じゃれあって遊んでいる。
その姿をイメージすると、子犬のキャンキャンと吠える声が聞こえ、
子供のキャッキャとはしゃぐ声も聞こえてくるでしょう。
機能的で動きやすい動線のキッチンで、愛する妻が鼻歌交じりに楽しそうに得意
のレシピに腕を振るっている。そのお料理の美味しそうな香りがしたり、
美しい妻の横顔が見えたり、彼女が歌う鼻歌も聞こえてくるのではないでしょうか。
庭で子犬と遊ぶ子供の姿や、キッチンで料理を創る奥さんがイメージできると、
温かい気持ちになったり力が湧くように思えるでしょう。
実は、このイメージ（視覚）や子犬が吠える声や、子供のはしゃぐ声、
奥さんの鼻歌などが聞こえる（聴覚）また、温かい気持ち（体感）などをビジョンと
いうのです。
難しい言葉でいうと表象と言います。
視覚、聴覚、体感などの表象を伴うものをビジョンと言います。
例えば、大きく広い家が新築された、としましょう。
しかし、そのとたんにリストラにあってローン返済のめどが立たず、
奥さんは心配、不安からキッチンドランカーになり、子供たちはそれぞれの
子供部屋でテレビゲームをやって茶の間には、家族らしい団らんはありません。
家は「新築」され目標は達成したのですが、しかし、あなたや家族の望ましい姿は
ここにはありません。「ビジョンの家」とはいえないのです。
「ビジョン」というのは表象を伴う「望ましい未来の肯定図」と私たちは定義しています。
目標と違い、区別されなければいけません。
よく経営者が「何年後の上場」がビジョンという経営者がいます。
しかし、厳密に言えばこれも目標の表明であっても「ビジョン」を表明しているもの
ではありません。
経営者の「何年後の上場」と聴いて、どれだけの人がワクワクしたり、
自分の望ましい姿をイメージできるでしょうか。多くの場合は目標をビジョンと
言っているようです。
しかし目標とビジョンは近いところにあります。
例をお話しましょう。
ビジョンというの「在る」のはではなく「創る」ものなのでもあります。
私たちの友人（Ｍさん）はある時、自分の健康に問題を抱えた時期がありました。
その件があって健康でありたい、と願いましたが、ただ漠然と「健康でいたい」では
なく還暦（６０歳）になった時にホノルルマラソンに参加して４時間半を切るタイムで
完走するような「健康体」でいたいと望んだのです。
想像してください。
ホノルルマラソンというのは毎年12月の第3週です。
年末はだれでも多忙な時期ですが、その時期に参加できるということは時間と
同時に心の「ゆとり」を持っていなければ行けません。また気持ちだけでなく
「お金」のゆとりもなくては参加できません。
さらにゴール地点には奥さんを始め子供さんなど家族に迎えられたい、
と望みました。
つまりＭさんの「ホノルルマラソンに参加して４時間半を切るタイムで完走する」
という目標には、Ｍさんの様々な思い、はっきりした表象が伴うビジョンと言っても
よいのですが厳密には目標なのです。
思い切り「こうなったらいいなぁ」「こんなことができたらいいなぁ」と描きましょう。
ビジョンは大きく良く描かれた「絵」と言ってもよいでしょう。 |
|
|
  |
file missing
file missing |
|
|
| |
 |
|
|
