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可能性から発想する 2005/11/21(月)
松下幸之助氏の

 「執念あるものは可能性から発想する
 
  執念なきものは困難から発想する」

 という言葉。


 この言葉を挙げられ、松井道夫社長は、

 「執念」は「主体性」と置き換えてもいいと思う、というような
 ことをいわれました。



■すなわち、ある状況におかれたときに、

 主体的に物事を考える人は、どんな環境におかれていても、

 新しい可能性を見出そうと懸命に考える。



■逆に、主体性のない人は、

 「あいつのせい」「時代のせい」「世の中のせい」

 すべて周りの環境のせいにしてしまう、と。



■まことそのとおりでしょう。

 責任を外部環境に転嫁しているようでは、そこから創造的な発想は
 湧いてこないものです。

 逆に、どれほど客観的には困難な状況に追い込まれているように
 みえても、

 主体性をもって、この困難な状況を打開してみせる!と決意を
 固めて取り組んでみたら、大抵のことは、そこからの突破口を
 見出せるものであるようです。



■わたしの拙い(つたない)経験からも、このことは確信をもって
 断言することができます。



■ある危機的な状況に身をおくこととなった。
 上司から勝算のない仕事を依頼される。
 やったことがないことに取り組まざるを得なくなり、恐怖を覚える。

 こんなときに、下記のような「言い訳」がでてくるものでしょう。


 ・○○だからできない。
 ・△△だから不可能だ。
 ・□□だから到底、実現は無理だろう。



■そういう言葉が出そうになることはあっても、一テンポおいて、
 ぐっと「言い訳」を飲み込み、


 ・できるとしたら、どうやってそれを行うか
 ・成功可能性があるとしたら、それはどういうことだろう
 ・この不可能に思える状況を乗り切ることができれば、一回り
  大きくなれるだろう


 などの言葉とともに、主体性をもって前向きに、物事に取り組んだ
 ときに、

 あっと周囲を驚かせるような大仕事を完遂することができる
 のではないでしょうか。
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