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行い続ける商い 2005/12/05(月)
あらゆる企業や人が、自分のほうに限られた認知スペースを、


 「わたしのほうに分けてくれー」

 「こっちのほうに振り向いてくれー」

 「ちょっとだけそのスペースに入れさせてくれー」

 
 と圧倒的な勢いでもって叫び続け、吼え続けているわけです。



■そうです。

 人間の認知のスペースには、限られたスペースしか用意されて
 おりません。


 それなのに、ああ、それなのに。


 これほどまでに毎日、膨大な情報に接するようになってくると
 それら一つ一つ吟味するほどの精神的余裕や時間を消費者は持てなく
 なってくるのです。



■しかし、商いをうまく進めていこうとおもったら、その認知の
 スペースをどうしても、まずは頂戴しなければなりません。



■したがって、消費者の認知能力のキャパシティの中からいかほどを頂く
 ことができるのか(=それがビジネスに直結するから)、
 

 などなど、さまざまなことを考えながら、マーケターといわれる人たち
 は今日もしのぎを削っていることでしょう。



■それにはいろんな方法があるのでしょうけれども、

 原則は、

 なんらかの価値を与えるのは大前提として、同時に

 
 「顧客が常に新鮮、飽きないようななにかを提供し続ける」

 
 「自分がやられて嫌なことはやらない」
 
 
 という二点を実行することに集約されるかとおもいます。



■どんな時代であっても、


 「物を売る前にまずはお心を頂戴しなければならない」


 ことに変わりはないのです。

 そしていったん頂いたお心を継続的に


 「お心を頂戴しつづけなければならない」


 こともいうまでもありません。



■あなたは自社の商品やサービスを販売するために、どのような
 形でお心を頂戴することを考えておられるでしょうか。


 安易に走ることなく、顧客に振り向き続けてもらうための努力・工夫を
 惜しまないことが遠回りなように見えて、実は長期繁栄のための
 ショートカットになるように思っています。



■あなたは顧客を飽きさせないための工夫や努力をどの程度、
 行っておられるでしょうか。

 その現在の種まきが未来の業績を織り込んでいくこととなる
 のでしょう。


 そして決してそのプロセスを楽しみながら(=飽きない)

 行い続けることを「商い」というのです
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