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長期的な視野にたつ 2005/12/07(水)
よく不眠不休、全力疾走でがんばっているよ、という人があります。

 しかし、それが継続して数ヶ月、数年、十数年と行われるのであれば
 よいのですが、

 数時間、数日間、せいぜい数週間、ということであれば、

 せっかくのがんばりの効果も半減してしまうことでしょう。

 

■あくまで人生は長期レース、マラソンのようなもの。

 常にはるか向こうのゴールを見据えながら、継続的、永続的な発展を
 求めていかなければなりません。

 いくら瞬間に全力疾走しても「竜頭蛇尾」で終わったのでは話になりません。

 また健康を害してしまって、走れなくなってしまう、ということで
 あっても、元も子もないでしょう。



■倦まずたゆまず、昨日よりもよりよい今日にしよう、より進化した
 自分になろう、

 そんなマラソンランナーのような日常の繰り返しが、遠回りなように
 見えて、長期でみたときにピークパフォーマンスを発揮するための
 もっとも近道のような気もいたします。


 (ただし、トップクラスのマラソンランナーは、その平均ペース自体
  が普通の人の全力疾走に匹敵するくらいのスピードだったり
  するのですが…)



■なにか外部的な要因で、あるいは時代の要請により、

 「一気にブレーク!」「ビッグウェーブ到来!」

 これなどは、50メートルを瞬間にダッシュした、というイメージに
 なるのかもしれません。



■しかし、瞬発力で伸び上がっても、それ以降の人生ももちろん
 続いていくわけで、

 それよりもゆっくりでも堅実に、着実に歩を進めるマラソンに
 をイメージすることも、ときに必要なような気もします。



■さまざまなバブルを実地、目の当たりにしてこられ、その後、
 ほとんどの人が消えていなくなった

 (その理由は調子がいいときほど自惚れてしまう、誰しも
  逃れられない人間の性(サガ)に由来するものといわれていましたが)

 と西川りゅうじんさんはいわれ、

 自分が今いるのは、たまたま運がよかったから、と謙遜しておられた
 のですが。



■しかし、実際は運などというものではなく、

 常に長期視点で人生を捉えられていらっしゃったからではなかろうか、
 
 と明言されていたわけではありませんが、私などはそのように
 おもったものです。



■ときに50メートル全力ダッシュをしなければならないこともビジネス
 を行う中であると思うのですが、

 同時にマラソン的な長期視点も持ってゴールまでの軌跡をイメージ
 することも重要ではないかと、

 西川りゅうじんさんのお話などを聞いて、「継続的に」上昇スパイラルを
 描き、成長していけるビジネスパーソンとは?自問自答したりしてみたわけでした。
 
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