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鮒谷さんの文章です
ブランディングを徹底的におこないますと、結果として利益率が
高くなってきます。
ブランド名で売れるようになったら必ず利益率は上昇します。
特に中小零細、あるいは個人企業にとっては、
正直なところ、
原価を積み上げ、それに何パーセントかの利益を乗せて販売する
といった原価積み上げ型のビジネスは面白いものではありません。
■原価を積み上げていく方式のビジネスは、競合他社との戦いの中で
どうしても価格競争に巻き込まれざるをえない。
そうなると資本力のある会社が勝つことに相場が決まって
いるわけです。
■アパレルの世界で、だれがユニクロにガチンコ勝負を挑んで
勝とうと思うでしょうか。
小売業なら、だれが大手スーパーと価格競争で対抗しようと
するでしょう。
■ユニクロの隣にアパレルのお店をつくって低価格をウリに
するほうが間違っているでしょうし、
イトーヨーカドーの横に店舗をかまえ、安売り勝負を挑んで
勝てるわけがありません。
原価積み上げ方式でのビジネスは、中小零細、個人企業が
手を出すべきビジネス形態ではないのです。
■だれもアルマーニやプラダやルイ・ヴィトンが原価積み上げ方式の
ビジネスをしているとは思わないでしょう。
これらのブランドは、いかにすれば「匂い」によってモノを売り、
価格を上げることができるのか、その研究工夫に余念がありません。
■そもそも「どうすれば値段を下げられるか」よりも
「どうすれば値段を上げられるか」を考えたほうが圧倒的に
楽しいはず。
そこは創造性、企画力、アイディアなどが要求され、
肉体労働ではなく、頭脳の労働で大きな付加価値を生み出せる世界。
■一生懸命に働かなくてもいいように、一生懸命考える。
そんな知的労働には、限界はありません。
■どうやって値段を下げるかではなく、
いかにして値段を上げるか、という質問を自分自身に投げかけて
いくことが重要ですね。
■そんな「匂いで売れる(個人なり会社なりサービスなどの)ブランド」
をどうやって確立するか。
新年を迎えるにあたってそんなことを改めて考えてみられては
いかがでしょうか。 |
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