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島根県の石見銀山
この町は、人口500人をきっている本当に過疎村です。
そこに、びっくりするほど志の高い会社が2つもあります。
冗談抜きに、この会社の従業員、関係者、かかわっている人を全部足すと、村の1/3の人口は占めてしまいそうです。もちろん周辺の町からも通っている人たちがいますが、とにかく、小さな山村に雇用を生み出し、人を集め、売上を上げ続けている企業があり、田舎にこだわりながらも世界を見つめている、ということは都会にある会社以上にパワーもリスクもあるはずです。
その会社は、義肢義足、人口乳房を作る中村ブレイス株式会社 http://www.nakamura-brace.co.jp と、生活雑貨、衣類を製造、販売する石見銀山生活文化研究所 http://www.burahouse.co.jp です。
どちらの会社の社長も、この町の出身で、田舎に戻って事業を一から作り出しています。中村ブレイスは、足のない人、手や指を欠損してしまった人たちの人口皮膚、そして乳がんでおっぱいをなくしてしまった人の乳房などを精巧に再現します。なんと乳房は、お風呂に入るとピンク色に変わるというとこまで研究されています。戦争や事故が減らないこの地球上で、中村ブレイスの存在は世界から注目をされています。
また、生活文化研究所は、経営者の松場夫婦が田舎にもどり、嫁にきた奥様の登美さんは3人の子どもを出産。しかし、都会からあまりのド田舎に嫁いだ奥様が、何か自分の楽しみ、生きがいを見つけたいとパッチワークをはじめて、ダンナさまが行商をして売り歩いたことがはじまり。なんと今ではショップのほとんどは、関東で、SOGOや三越といった有名デパートの中に店舗があります。その人気の秘密は、都会の人にとって登美さんが作る「自然」をイメージした生活雑貨や衣服は、逆にとても新鮮で、心なごむからです。石見銀山には、本社があり、2人がデパートでは決して再現できない古い民家を改装したシッョプがあります。カフェ、ブティック、雑貨店舗、そしてなんと本社の社員食堂はかやぶきの家!!訪れたこの日は、最近、新たに地元の名士の築250年以上の家をゲストハウスにされているその空間で、お話しを聞きました。この家は、土間があり蔵があり、都会のお客さまをもてなす場所。この日も、東京で年間100万円以上をかってくださっているお客さまが、招かれていました。100万円以上ご購入の優良顧客の方には、旅費とこの家で登美さんが食事を作ってもてなす、というプレゼントがあるそうです。
全国どこのどんな町でも、やっている人はやっている・・・つくづくそう思います。
ハーストリーの日野さんの文章です |
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