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コミニーケンションは訓練 2006/01/22(日)
鮒谷さんの文章です

コミュニケーションというと、必ず、

 「それはニガテだ」

 という人がいます。



■いまこれを読まれて、まさにそう思われた方がいらっしゃったら、

 もう金輪際(こんりんざい)、そんなことを言わないように
 していただきたいのです。



■どうしても言いたいのであれば

 「いまのところは」

 を付けましょう。


 「いまのところは、コミュニケーションが苦手です」

 と言うのです。



■これは暗に、「そのうちすごくなるんだよ」という意味を
 ふくんでいます。

 「いまに見ていろ!」と自分の潜在意識に 刷(す)り込んでおく
 わけですね。



■コミュニケーションというと、向き不向きがあるように
 思われがち。


 ですが、昨日申し上げたとおり、これもひとつのビジネススキル。

 スキルであるがゆえに、学ぶことができるものです。


 それが証拠に、世の中にはコミュニケーションを身につける
 ための本がたくさん出ているではありませんか。



■コミュニケーション能力というビジネススキルを獲得したい。

 そう思ったら、どんなスキルにおいてもそうですが、
 理論と実践との両方が必要です。



■理論だけで弁護士や会計士はつとまりません。
 長年の実務経験が必要です。

 営業にしたところで、営業理論を学ぶことと、実際にものを
 売ることができるかどうかはまるで違ったことです。

 マーケティングにおいてもしかり。



■このようにどの世界でも理論と実践の両方が必要なわけですが、

 コミュニケーションにおいてもまずは理論を学び、その学んだ
 理論の通りに実践していきます。



■実践することによって、頭だけの理解では見逃していた理論に
 気がつき、

 実践がうまくいかなかったら理論に戻り、微調整を加えてまた実践。


 その【理論と実践のサイクル】を回していくことによって向上していく。

 これがスキルアップの方法です。



■ということは、いま現在、コミュニケーションに対して苦手意識を
 持っておられる方ならば、まず理論からです。

 ただでさえ不得意なことを、我流でやっていてはいつまでたっても
 上達しません。



■そこで、

 身近に、「この人はコミュニケーションが上手だなぁ」と思う人が
 ひとりくらいはいらっしゃるでしょう。

 その人を、どんどんマネていったらいいのです。


 それだけでなく本を読んで理論を学ぶことも重要でしょう。

 セミナーに行って、短時間でスキルアップを図ることも重要だと
 思います。



■いずれにせよ、少なくともまずは理論を身につける。

 そしてある程度まで勉強したならば、実際に体にかけて試してみる
 ということです。


 そしてうまくいったことはそのまま継続し、うまくいかなかった
 ことは理論に立ち返って修正を加え、再度実行する。

 そうやっているうちにコミュニケーションは必ず向上するものです。
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