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今日は童話のお話から始めようと思います。
ミヒャエル・エンデってご存じですか?
ネバーエンディングストーリーが有名ですね。
ミヒャエル・エンデの作品に「モモ」というお話があります。
灰色の人が現れて、人々に「時間を貯金しましょう」と囁くんで
す。時間を節約して、貯金しましょうって。
人々は、寸暇を惜しんで働き、時間を節約していきます。
次第に、ぎすぎすした人間関係になり、のんびりする時間が失わ
れます。
この物語では、灰色の人たちは時間を預かったのではなく勝手に
使ってしまっていたというオチが付くのですが。
Q1
もし貯金した時間があとで自由に使えるとしたらあなたは何に使
いますか?
正解はありません。考えてみて下さい。
旅行、温泉、趣味、色々考えられますね。
Q2
では、Q1で挙げたことは、現在の生活の中でやっていますか?
Q3
Q2で、やっていないと答えた方。
どうして、今はやらないで、あとでならやるんでしょう?
これは、結構深い話です。
もし時間が貯金できたとして、それを引き出したとき、何に使う
か?幸せになる使い方をしなきゃ意味ないですよね?
だったら、今その使い方をしたらいいじゃない。
◆過去の時間は、記憶でできている。
心理実験によると、移り変わる風景のような新しい刺激をたくさ
ん与えるとその時間が長いと感じるのだそうです。
記憶の量が、主観的な過去の時間の長さを決めているんです。
このことは、40過ぎると歳とるのが速いよ〜なんていう形で意
識されます。
人生経験を積むほど目新しいことが減り、新しい刺激・記憶が少
なくなるからでしょうね。
◆子供、それは最も強烈な体験。
40過ぎると歳をとるのが速い理由のひとつとして、子育てが一
段落することが挙げられます。大変だったけれど、刺激に満ちて
幸せな記憶がたくさんあった子育ての期間。
それが終わってしまうと、時間の密度が薄くなってしまうのは、
私は子供はいませんが、とてもよく分かります。 |
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