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安定を捨てることで安定を手に入れる |
2006/03/01(水) |
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鮒谷さんの文章です。
安定をすてることでみえてくるものあるある!!
不安から逃れ、安定にしがみつこうとすると、
ますます不安が大きくなってきます。
そこで逆説的なようですが、
本当に不安から逃れたいのなら、一度、現在の安定を手放すこと
を考えてみられてはどうでしょうか。
■現在の安定とは、たとえば、
自分は大手企業に勤めている、
こんな資格を持っている、
有名大学卒である、
今の企業に何年以上も勤務してきた、とか。
■これらのアドバンテージがいつか役に立たなくなるんだろう。
それどころか、実際に役に立たなくなってきている。。
そのことを不安に思いだすと、不安ゆえに安定にしがみつき、
その結果ますます不安感にさいなまれます。
■それよりも、逆転の発想をしてみてはどうでしょうか。
時代の変化によって、いま持っている資格では食べていけなく
なった、
自分の属している業界は先行きが暗くなってきた、
いまの会社でしか通用しないスキルを大事に抱えていても
勝ち残れない、と。
もはや、ルールは変わったのだと、まっすぐにその現実を
見つめなければならないときが来ているのかもしれません。
■ルールが変わってしまっているのに、
その古いルールに固執し、ルールを守ることにばかり焦点が
向いてしまっていては、ますます自分を窮地に追い込むことになります。
そこで、もうすでにルールが変わってしまったのだという事実は
事実として認め、
思い切って覚悟を決めて、いま持っているものを一度完全に手放して
しまうのです。
■自分が乗っている船が、泥船だと分かったならば、いくら海が怖い
といっても海に飛び込まなければなりません。
■泥船が沈もうとしているのに、まだ沈まない、まだ沈まない、
もしかしたらこのまま向こう岸に着くのではないかと思っていても、
それはこちらの勝手な希望的観測にすぎず、やっぱり泥船は沈んで
しまいます。
そんな船に乗っていたなら、船とともに海のもくずと消えるばかりです。
■カチカチ山の狸(たぬき)も、船が泥船だと分かった時点で
海に逃れていれば助かっていたかもしれません。
「これは沈む!」
と分かったならば、海に飛び込む。
恐怖に打ち勝ち、飛び込むからこそ、チャンスが開けてくるのです。
■だれにとっても、不安は不安です。
大事なことは、その不安をあるがままに受け入れること。
そして不安から逃れるために、さまざまな選択肢を試してみましょう。
選択肢Aを試す。選択肢Bを試す。選択肢Cを試す。選択肢Dを試す……。
考えうる、あらゆる選択肢を試してみることが重要です。
■とにもかくにも、
ルールが変わったならば、今までしっかりと握りしめていた
そのルールを手放し、ひとりで泳ぎ始めなければなりません。
安定を握りしめていれば、ますます不安になります。
安定を望むなら、いちど安定を放棄しなければならないのです。 |
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