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ベネフィットファインデイング! |
2006/03/03(金) |
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今月のプレジデントより
ストレス予報
のなかのある一節
苦しみのなかで見つける幸福感!
近年医学の世界で注目されている概念に
ベネフィットファインデイングがある。
おっこれまた新しい用語だ!
これは苦しみを経験することで
それまでは何でもないと思っていた出来事に意味と価値を
見いだす過程をいう
例えば慢性疾患に侵されその病気とともに生きていく
ことを強いられたとき
苦しみを経験するなかで
何気ない友人の優しさ
など他者とのかかわりに
大切なものを見つけたり
自分が生を与えられていることに
価値を見いだしたり
苦しい状況にあるから○○だと
自分の置かれている状況にさえ価値を見出すようになる
そのような
価値=ベネフィット
を見出すことは
ココロに潤いを与え
生きる力となる
ベネフィットファインデイングを経験したひとは
人生に一筋の光を見出すとき
生きることへの意欲が高まり
人生を豊かに感じることができる
つまり
今所得が低く、すべてのことががんばったって
ムダ。めんどくさい
と思っている人達も、
ベネフィットファインデイングを経験することさえできれば
客観的な社会的経済地位が下流であっても
主観レベルでは
富裕層に勝る豊かな人生を送ることが可能なのである
ではどうしたらベネフィットファインデイング
を経験することができるのか・・・
まず第一に、自分を客観的にみつめ
自分の置かれている状況を否定しないこと
否定しないことは肯定することとは異なる
肯定するには物事を自分に都合よく
判断するという意味が含まれる
否定しないというのは
あくまで
ありのままを受け入れるということである
つまり自分の所得が低い状況を
自分に合う仕事がないからとか
自分のやりたいことが見つからないなどと
理由をつけ
肯定するのではなく、
自分は所得が低いとありのままの自分を受け入れることが
必要なのである
次に人とかかわりをもつことを恐れないことも
ベネフィットファインデイングのきっかけになる
これまでおこなわれてきた、ベネフィットファインデイング
に関する実証研究でも
自分がココロを許すことができるサポートを得ている人
ほど
ベネフィットファインデイングを経験していることも
あきらかだ
つまり人生が豊かになるために必要不可欠なのは
所得でも地位でもなく
自己への気付きと
ココロを許せる他者の存在なのだ!
もちろん所得が高いほうが
人生が豊かになる機会は多いかもしれない
しかし
金ですべてが買えるという
錯覚に満ちた上滑りな人生をおくるより、
苦しみのなかで
幸福感をみつけるほうが
意味のある人生なのではないだろうか
格差社会が広がったことを悲観し
経済的格差を小さくする社会を目指すよりも
ベネフィットファインデイングを経験できる社会
を目指すほうが
よっぽど豊かである。
下流社会に位置するひとたちは
モノに溢れ、生活が豊かになったことで
見失っていた本当のベネフィットを見つけるチャンスを得た
人達!
これってけっこう素敵なことではないだろうか?
うーん納得。 |
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