|
|
|
|
鮒谷さんのメルマガより
資産といっても、ふたつあるのをご存じでしょうか。
「有形資産」と「無形資産」です。
■このうち、「価値がある」と思っている有形資産には
実は思われているほどの価値はなく、
価値がないと考えている無形の資産ほど、その実、大きな価値がある。
このことを、改めて認識し直す必要がありますね。
■有形資産とは、現金、有価証券、通帳の残高、
金、銀、プラチナなどの貴金属、
ブランド物のバッグを持っている、服を持っている、
靴を持っている、車を所有している、戸建ての家があるなど。
これらのものは、目に見える形になるので分かりやすいですし、
「わたしは、これだけの資産を持っているのだ」
とおもえば興奮もしやすいものです。
■ところがこれらのものは、もちろん重要なものでありますが、
真に重要なものは、それらの有形資産をもたらしてくれた、
その後ろ側にある無形資産であることを知らなければなりません。
無形資産とは、
知識、技術、ノウハウ、ビジネスマインド、
経験、思考パターン、人的なネットワークなど、
有形の資産を生み出すための、あらゆる一切のもの、です。
■これらは、そのものの価値はお金に換算することはできません。
目にも見えないので、たいした価値がないように思われがちです。
それゆえに多くの人は目の前にあるものだけに気を取られ、
その背後にあるこれらの資産に気がつきません。
目の前の金銭的なメリットにつられ、大きな損失を被る人たちが
いつの時代も存在するのはそういう理由があります。
見えないからこそ、心の眼を大きく見開いて、無形資産に注目を払う
ようにしていかなければなりません。
■人が持っている資産は、有形資産だけで判断してはなりません。
ゼロから叩きあげで年商1000億円の会社をつくったAさんが、
社会の環境変化にともなって無一文になってしまった。
いっぽうBさんは、自堕落な生活を送っていました。
ところがある日ジャンボ宝くじが当たって、一気に3億円の
キャッシュを手に入れた。
■現在の有形資産だけに着目すると、Bさんこそお金持ちで、
Aさんは貧乏人にしか見えません。
しかし、これは正解ではない。
Aさんに、まだ再起する気持ちさえあるなら、
これまでに培ってきた人とのつながり、ノウハウや経験、
考え方をいかして、
ふたたび1000億円企業とはいかないまでも、
ある程度の利益を生み出す会社を起こすことができるはずです。
つまりはAさんこそがほんとうの資産家なのです。
翻ってBさんのようにたまたまの僥倖に恵まれても、
持ちなれないお金を持つことによって、かえってその後の人生を
破滅させてしまうケースも往々にしてあるものです。
■目に見えないから、多くの人は無形資産を身につけようとしません。
この見えざる資産をたくわえる努力をしてきた人と、
してこなかった人の差は、
数ヶ月や半年や1年ではつかないかもしれません。
しかし5年、10年かかって無形資産が有形資産に変わっていくのを
目のあたりにして、初めてそのあまりに大きな差に気がつくでしょう。
より強く求めるべきは無形資産。
「目先の資産」ではなく、「本物の資産」を蓄積しようとする努力
こそが重要です |
|
|
|
file missing
file missing |
|
|
|
|
|
|