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コミニーケションのテクニック水面下を焦点に 2006/04/24(月)
鮒谷さんの文章です

相手の世界を知ることがコミュニケーションを円滑にするための
 材料となります。

 特に初めて会う人であれば、できうる限り事前に相手のことを
 理解するよう努めておくことが大切です。

 

■そのために、著作がある人ならばその本を読んでおくことは
 当たり前のことですし、

 人づてに紹介してもらうことであるなら、その仲介者から
 できるだけ相手のことをお聞きしておくのは最低限の心づかいと
 いうものでしょう。

 昨日はそんな話をいたしました。



■それはそれとしてよく認識しておいた上でのことですが、

 実は私は、より高度な、コミュニケーションを円滑にするための
 秘密のテクニックを意識して使ってきました。

 それは

 【 半強制的に自分のことを知らしめる手続き 】。



■たとえば私が、自分が読んだ本、会った人、考えたことを毎日
 配信していることは、

 誤解を恐れずに一面だけを言うならば、


 【 一方的に自分のコミュニケーションの土俵に他者を巻き込んでいる 】


 ことになります。

 この効用は、情報発信をされている方ならばよく分かられること
 でありましょうが、
 人間関係の構築において資するところ極めて大なるものがあります。



■事前に下調べをしておいて、「話が合いますね」というふうに
 持っていくのはコミュニケーションの「初歩編」とでもいうべきもの。

 そこからさらに一歩、歩を進めて、


【 話が合うようにこちらから意図的な、戦略的な仕掛けをしていく 】


 のが中級〜上級編のコミュニケーション術です。



■対面のコミュニケーションは、コミュニケーション全体から見たならば
 水面上にちょっとだけ出ている氷山の一角にすぎません。

 会ったときにコミュニケーションが円滑に図れるかどうかは、
 実際には、

 【 水面下での情報発信 】によってすでに決着がついているのです。



■そもそも万人に対してカメレオンのように変化して、
 相手のコミュニケーションの土俵に合わせていくことは
 なかなかに難しいもの。

 世の中のあらゆる森羅万象の事象に対してアンテナを
 張りめぐらせようとしても、人ひとりにできることには限界があります。

 そこで考えをひっくり返し、自分が話題をリードすることが、
 一歩進んだコミュニケーションの取り方だといえるでしょう。
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