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プロ意識をもった消費行動 |
2006/06/23(金) |
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ふなたにさんの文章です
モノを売りたいと思ったら、まずは買ってみることが大切だと
よく言われます。
モノを購買することなく、モノを販売することは難しい。
高額のもの、感性系のものについては特にそれがいえるでしょう。
■お金を使うのはちょっと、、、といわれるかもしれませんが、
たとえばインターネットでビジネスをしようと思っているのに
本人はインターネットでモノを購入したことがない。
それでユーザー、あるいは消費者の気持ちが分かろうはずも
ありません。
気になる商品やサービスはどんどん購入すべきだとわたしは
おもいます。
■身銭を切って商品を購入することによって初めて、
「これは便利だ!」
「ちょっとした心づかいがうれしい」
など、消費者サイドに立った感情を体験できます。
あるいは
「これは、こう改善すればいいのに」
「こんな対応をされたら、二度と買わない」
といった欠点も目についてくるでしょう。
■そのとき、たんなる感想として流してしまうのではなく、
▼どこに感心させられたのか?
▼どこがまずいと思ったのか?
を紙に書き出すなり、記録に残して、整理し、
分かったことを自分のビジネスの中に取り入れていく。
そうやって眼を肥やすままが、あなたの芸を肥やすことになり、
販売力、営業力、企画力、マーケティング力の向上につながって
いきます。
■拙著「仕事は、かけ算。」の69ページに、
「暇つぶしのためにマンガ喫茶やゲームセンターで遊ぶ、
特段の目的もなく銀座や北新地、六本木のクラブで豪遊する。
見栄だけのために高級車や高価なスーツを購入するというのは、
これは浪費と呼んでも差し支えない」
と書いていますが、
そういったビジネスに携わっておられる方であるなら、
意識ひとつでこうしたお金の使い方も投資となります。
【今日のお勧め本 仕事は、かけ算。】
⇒ http://amazon.co.jp/o/ASIN/4761263466/2ndstagejp-22/ref=nosim
■重要なのは、何かを購入するとき
「これは、芸を肥やすための投資なのだ」
「学んだことを、やがて顧客に還元することができる」
という意識があるかどうか。
プロ意識にもとづいた消費なら、それは「浪費」ではありません。
芸を肥やすための【 投資 】なのです。
■決してムダづかいを推奨するわけではありませんが、
経費節減を気にするあまり、必要な投資まで削ってしまっては
ならないでしょう。
一見、浪費に見える消費活動も、意識の持ちようで
【 研究開発費 】あるいは【 設備投資 】、と同様の価値を
持つようになるのです。 |
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