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鮒谷さんの文章です
■「蓄積」の力は偉大です。
毎日毎日の、一つ一つの学びは、たとえ小さなものであってでも、
それを365日続けることで、気が付けば巨大なデータベースと
化していたりするものです。
これは、日々の学びも全く同じこと。
■何も学ばない人と、日々コツコツと学んだ人との差は、
時間がたてばたつほど、大きく開いていきます。
そのさまは、まるで水泳の「バサロ泳法」のようです。
バサロ泳法は、ソウルオリンピックの金メダリスト鈴木大地さんが
一躍有名にされました。
あの興奮とともに記憶に残っていらっしゃる方も少なくないと
おもいます。
(といっても、気が付けばあれからもうすぐ20年もたつわけで、
「平成・進化論。」読者さんの中には、まだ生まれてなかった
という方も少なからずいらっしゃるのでしょうね…)
【これが、うわさの「バサロ泳法」です】
⇒ http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/h1swim/h1ba00/h1ba50/IPA-swm140.htm
■水中でカベをキックし、すぐに浮き上がるのではなく
しばらく水中で潜水艦のように前進。
水面上に浮かんだ時には、
「あ、あいつ、あんなに先にいるよ!(驚)」
と周囲はビックリさせられるわけですが、
日々の学びの蓄積は、水面下で徐々に差がついていて、
気がついたときにはバサロ泳法のごとく、
「あいつ、いつのまにあんなとこまで!」
と驚くような差となって現れるのです。
■ずっと人知れず努力していた人が、たまたま、あるとき
脚光を浴びることがあります。
そんなとき、周りの人は、えてして
「あいつは運がいい」
「うまいことやった」
と、うつむき加減でボソッとつぶやくものです。
しかしそれは本当に運だけがよかったのか、考えてみなければ
ならないでしょう。
■あるとき突然、スポットライトを浴びた人は、
私たちがのんびり歩いているうちに、かけ足で先へ進んでいた
人だとおもって間違いありません。
時速5キロで歩く人と、時速10キロで走る人とでは、
スピードを比べるとたいした差はないようですが、
実際にはどのくらい差がつくかというと、
1時間 では 5kmの差
1日 では 120kmの差
1週間 では 840kmの差
1ヶ月 では 3600kmの差
1年 では 43800kmの差
驚くなかれ、1年後に地球1週分以上の差ができてしまう!
(※地球の外周は約4万km)
■どなたがおっしゃっていたか失念したのですが、
「人は1日でできることを過大評価し、
3年、5年、10年でできることを過小評価する」
というような趣旨の言葉があったように記憶しています。
ゴールをはるか先におき、
そのゴールを見越して先手を打った行動をしていくことが
重要です。
■わたしがいつも考えていることに、
【小さな蓄積の差が、その分野における一種の参入障壁となる】
ということがあります。
ときにはそれが決定的な障壁ともなりえます。
日々の小さな学びをおろそかにしない者が、
大なることを成し遂げられる人なのでしょう。 |
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